イラク戦争:「ブレア氏に法の裁きを」 - 仏法研鑽塾Ⅲ

イラク戦争:「ブレア氏に法の裁きを」

記事転載。

「イラク戦争は間違った戦争だった。ブレア氏を犯罪者だと思っている」。



一人息子を失った英中部バットレイの無職、ピーター・ブリアリーさん(65)は力を込めた。

「弁護士とともに報告書から犯罪に問える部分を探し出してみせる」

ブリアリーさんの一人息子、ショーンさん(当時28歳)は2003年3月、米軍の拠点があったクウェートに無線技術者として派遣された。

開戦からわずか10日。無線を設置するために兵士が居住するキャンプを真夜中に車で回っていた際、自損事故で命を落とした。

「早くこの戦争を終わらせ、家に帰りたいと言っていた」。

ブリアリーさんは悲しそうに振り返る。

ブリアリーさんも、ショーンさんもイラクに大量破壊兵器があり、戦争をしなければ英国が危機に陥ると信じていた。

「だが全てはうそだった」。


ブレア氏はなぜ誤った情報を基に参戦を決断したのか。ブリアリーさんら遺族は04年に発表されたバトラー委員会報告にも納得できず、裁判所や政府に再調査を依頼し続けた。

そして実現したのが09年に始まった独立調査委員会の調査だ。

ブリアリーさんは「報告書はあくまで第1段階」と強調する。

目標はブレア氏を裁判所に立たせ、法の裁きを受けさせることだ。

「全てを知っていたブレア氏が(開戦について)法的責任を問われないということは絶対に受け入れられない。戦争はあらゆる手を尽くした後の最後の手段であるはずで、罪は重い」。

息子を奪った「偽り」の戦争への憤りは消えない。
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